③植木1号市民緑地(太鼓櫓址)(たいこやぐらあと)
玉縄城を偲ぶ 太鼓櫓址(たいこやぐらあと)が、市民緑地に
「市民緑地」にようこそ
私たちは玉縄城址公園化の長期構想を立て、城址周辺の美化奉仕を続けてきました。その協働の積み重ねが「植木1号市民緑地」の実現につながりました。 ここは嘗て玉縄城の「太鼓櫓」があったところで、この南側下方の平場が「焔硝蔵址」です
ここの標高は55m―玉縄城では太鼓櫓、そして狼煙(のろし)を上げる場所として使われました。 東側下には七曲りの旧道、南側下には嘗ての煙硝蔵址の平場も見下ろせ、遠くに目を転じると南に鎌倉、 西には遥かに小田原方向が望めます。ここは玉縄城址に残る貴重な遺構の一つであり、土地所有者の理解と協力を得て、地域住民に公開する市民緑地として、平成24年(2012)3月に設けられました。
現在、住民の方々と玉縄城址まちづくり会議が「緑地愛護会」をつくり、ここを訪れる方に自然豊かな遺構を楽しんでいただけるように、毎月、清掃や除草など緑地の美化作業を実施しています。
焔硝蔵
焔硝蔵址は、玉縄城の太鼓櫓の南側斜面下に広がる、かつては武器弾薬庫があったとされる場所です。現在は中央の平場を除いて殆どが竹林に覆われ鎌倉市の緑地になっています。太鼓櫓市民緑地から見下ろすと、東側下に七曲りの旧道の堀切、南側下に焔硝蔵址の平場が望めます。