親切すぎる先生やご父兄に一言 (Facebook投稿から)

親切すぎる先生やご父兄に一言 鎌倉植木小学校の評議員会で
コロナの真っ最中で指導にあたる先生方に発言したこと(Facebook投稿から)

玉縄城址まちづくり会議 会長
荒井 章

親切で、親切すぎる先生やご父兄に申し上げます。「安心安全」は大切ですがその「安心安全」だけを吹き込むことには、ご注意ください。鎌倉の子どもたちが、神経質で憶病な「いい子」ばかりになっちゃいますからね。

アイパッドを一人一人もつ、オンライン学習。

それは素晴らしい!但し、アイパッドは一つの学用品にすぎません。オンライン学習は大切な先生と生徒の対面学習を補填するものでしかありません。

私はね、昔、先生に褒められたことは全部覚えています!(滅多になかったことですからね。笑。)

それがどんなに大きな励ましになったことでしょう。今日までの私の背中を押してくれたのは間違いありません。
**実は鎌倉には文科省から秀才若手官僚が新教育長に赴任され、今GIGAスクール構想といって、教室にipad端末、Aiドリル、デジタル教科書等を取り入れ、高度なテクノロジーによるSociety5,0という先端「IT教育」を先導しています。これはこれで素晴らしい。素晴らしいのですが、半面でおろそかになってしまうこともあることも忘れてはなりません、「自然児教育」です。世界の村々まで都市化されデジタル化される社会だからこそ、人が「自然の子」であることを忘れず、ナマの人間的交流やナマの自然の体験学習を大切にしてほしいと私はいっています。その体験から得た人と自然への驚きや好奇心や敬意や共感が、大人への成長の土台になるものですからね**

オミクロンが一段落したら、教室を出て、自然のなかへと思いっきり飛び込みましょう!!

自然なら何処でもいい何でもいい、人間という自然でもいい。
そこに一歩踏み入ってごらんなさい。そこはまだまだ未知の「ナゾ」だらけです。
自然の子は、その未知の自然、歴史の暗闇、ナゾのど真ん中に飛び込んでいくのです。
子どもたちは、未知の自然に向かい合い、自分の目で見て、耳で聴いて、手で触って、そこで学び、そこで発想し、そこで成長するしかないのです。
(じつは死ぬまで、ですがね、、、)
昔の自然児から一言でした。