駅ハイ ☆七曲坂

歴史の道 七曲坂

何重にも曲りながら玉縄城の壁面沿いの坂を登り、太鼓櫓址を経て大手門(現在の清泉女学院裏門) へと向かう市道が、歴史の道七曲坂です。この坂下から堅固な城構えを見上げ、上杉謙信が攻略を諦め兵を退いたとも謂われるところ。私たちが玉縄城への「ご登城コース」と呼んでいる道であり、 坂上の太鼓櫓址と併せ、私たちが進めている環境活動の中心的な場所でもあります。この道は、私たちが美化奉仕をするまでは路面が荒れ果て、アレルギーのもとになる外来植物カミヤツデが繁茂し、 殆ど通る人もいないような道でした。私たちは市道を管理する鎌倉市に協力しこの七曲坂の美化奉仕を続けると共に、 市へ働きかけ周辺地権者の協力もあり、平成23年12月に史跡環境を損なわない配慮のもとに市道の改修が実現し、それ以来、多くの市民に愛される道になっています。歴史の道七曲坂―ここには玉縄城址の歴史自然を守りながら生活道路を維持しようという市民、 清泉女学院、みどり幼稚園、鎌倉市との協力によって復活した道です。

 

抜け道があった?

七曲坂の途中にやぐらの址が見えます。今は塞いでありますが、戦の時に本丸からここを通って七曲殿に知らせた「抜け道」といわれています。

※諸説ございます。